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やってみた

また題名の通りだよ!

刑事さんとメッセで話していて出た二人でSSを書くという話しの実現作。

……うんパクりって言わない。

やってみたかったし、刑事さんからだしね!話し出したの!(逃げた

と、いうわけで今日はちょっと変わったSSです。

会話文自分、地の文は刑事さん。

ちょっとエロいのはきっと自分のせい。

というわけで見るうえではご注意を!













冬が終わり虫やその手の妖怪が活発に活動を始める頃、





魔理沙「よう久しぶりだなこーりん!」


香霖堂の扉を吹き飛ばし現れた彼女は意気揚々とそう言った。
シンボルマークとなった黒い魔女を思わせる帽子と金髪を引っさげて登場したのは霧雨魔理沙こと自称普通の魔法使いである
壊れた八卦路を片手に持っている事から作者である霖之助に修理を頼むために訪れたようだが如何せん間が悪かった。




メイドかファウストか悪のカリスマは知らないがその瞬間時が止まったかのように魔理沙は停止した。
表情が青ざめている凍りついたと言うほうが正しいのかもしれない。曰くパーフェクトフリーズ。


目の前では上気した頬が目に写る紅白巫女と銀髪の青年が逢引をしている真っ最中であった。


霊夢「あっ霖之助さん……」

霖之助「霊夢……」



2人は此方に気付いて居ない様で依然行為を繰り返している。
霊夢を膝に乗せ抱擁し耳に接吻をする銀髪の青年。熱に潤む視線を向けられている青年はまさしく香霖堂店主森近霖之助当人であった。

頬を朱に染めた霊夢が艶のある声で喘ぎ、彼に接吻をねだるとそれに答えるように霖之助は口元に口を押さえつける。
合わさった唇からちゅぅうという擬音が聞こえたかと思うと、唇と唇の間では這う様に赤い舌が行き交う。

火が点いたように先ほどまでの甘いキスから打って変わって激しく互いの口内を蹂躙しあい、そのうち両者の口から唾液が垂れ2人の服を汚していた。
はだけた服に手を入れられると霊夢は喘ぎ、そして幸せそうに霖之助と視線を合わせている。
確かに見ている筈のその目は焦点が合わず、何処か遠くを写しているようにもとれる。


しばらく呆然と立ち尽くしていることに気付いた魔理沙は、息を荒くした霊夢の胸と秘所に霖之助の手が及ぶ少し前になんとか声を張り上げる事が出来た。


魔理沙「こ、これは一体……どういうことなんだこーりん!」


行為が中断させられた事に少々むっとして不機嫌そうに眉を顰めると、霖之助はやっと魔理沙の存在に気付いた様子であった。
しかし先ほどまでの行為を恥らうという素振りは無かった。霊夢もはだけた衣装を直し、平然と傍にある煎餅と茶を口にしている。
霖之助はカウンター越しの椅子に持たれるとまた、平然と何時もの仏頂面で魔理沙を見た。

霖之助「いらっしゃ……なんだ魔理沙か」

霊夢「あら魔理沙なの?」


まるで先ほどまでの行為を無かったかのように振舞う2人におぞましさを抱きつつ、魔理沙は嫌悪を露にする。
目の前で思い人が別の人を、しかも親友である霊夢を抱いているとあらば当然の反応だろう。


魔理沙「なんでお前らそんなに普通の反応してるんだよ!だ、だってこーりんと霊夢が……」

咲夜「それはまぁ当然よ」

魔理沙「咲夜!」


突如現れた咲夜に驚愕しつつ、まさかあの行為をしている間も居たのかとさらに驚愕を重ねる。
な、なんでお前まで平然としているんだよと指摘するとしれっとした顔で咲夜は頷いた。


咲夜「霖之助さんと霊夢にとってはあれは当然の行為。つまり別に気にするようなことじゃないのよ」


あれが当然の行為? 冗談だろうと魔理沙は口には出来なかった。
あの行為に違和感を感じなかった自分自身が何処かで存在しているのを感じてしまったからだ。
そう、頭の中であの2人の文句が遮られるようになり言えないのである。
なぜ行為をしてはいけないのか、と。

だがそれ以前に気になる事があった。


魔理沙「こーりんと霊夢がいつの間にそんな仲に……」


実験により香霖堂に来る時期を遅らせていたのは間違いではないが、
実験の期間など大した長さにはなり得ない。たったの1週間かそこらで此処まで発展する物なのだろうか。
有得ない筈の具象が今先程まで繰り広げられていた訳だが俄かに謎が残る。
それにしてもなんで……。


紫「あら、今の幻想郷には当然の状態よ?」

魔理沙「紫まで……」


覗きとは趣味は悪いが、彼女にとっては今更だろう。
しかし今の幻想郷と言う言葉に引っかかりを覚える。如何言う事なのだろう。


咲夜「実際私だって……お嬢様の恋人だから手が出せないけど」

紫「私もあの子がいるしねぇ……藍から奪っちゃおうかしら」

魔理沙「お前ら一体何言ってるんだよ!一体何が……」

紫「今や幻想郷は桃色幻想郷よ。知らないのはあなただけ」


紫が言うには私が実験している間に幻想郷で大規模な桃色現象が発生したとの事。
恐らくは幻想郷住人の名のある人妖ほぼ全て色恋沙汰に手を出していると言う事なのだろう。……魔理沙を除いて。


魔理沙「そ、そんな……」

霖之助「全く一体この騒ぎは何なんだ?僕の店に集まって」

霊夢「本当よ。騒がしくて仕方ないわ」

霖之助「きみもお煎餅を勝手に食べないでくれ」

咲夜「あぁこれ頂けるかしら」

紫「私はこれ貰っていくわね~」


目の前でどんどん減っていく煎餅を見て霖之助はただ一人溜息を吐いた。
少なくとも彼の視線には魔理沙が殆ど写っていないようにも見て取れる。
少なくとも霖之助にとって魔理沙は恋愛対象ではない、この事実が彼女に突き刺さる事となった。


魔理沙「……こーりんの」

霖之助「ん?魔理沙、どうしたんだ?」

魔理沙「バカぁぁぁぁぁ!!」

霖之助「ぐは!?」


その事実を受け入れられない様に、彼女は箒に跨り高速で店を後にした。
飛んで行く彼女の背中は悲哀に満ち、そして彼女の横顔には涙が浮かんでいたのだが朴念仁は気付く由もない。

残ったのは彼女の涙と頬に季節はずれの紅葉を作った青年のみであった。


紫「あらあら全く……困った子ね」

咲夜「まぁ自業自得かもしれないけどね」

紫「何事もやり過ぎは良くないのよ」

霖之助「きみ達に……言われたくはない……」


その呟きは結局誰にも聞こえる事はなかった。
魔理沙を尻目に桃色幻想郷はさらに桃色分を増加し続ける事だろう。

空はただ薄い夕暮れに染まるばかり。
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