拍手返信も込みでどんどんやっちゃいましょ~
17:36 リンク追加を考えていただきありがとうございます。嬉しい限りです。
17:42 これからよろしくお願いします。これからも頑張ってください! byウタカタ
いえいえ断りもせず追加してしまってすいませんw
頑張らせていただきますよ~出来る限り。
まぁ自分に出来る頑張りなんてたかが知れてますけど!
23:22 例えよーきさんであろうが魔理沙パパだろうが何でもカマ━━━━щ(゚Д゚ )щ━━━━ン!!(刑事
その心意気買った!
だがよーきさんや魔理パパではとりあえずないw
よしそんなあなたにNEETとか全くないカリスマを持つ輝夜姫を推薦しようか。
……まぁ本当は某鋏男にしようかと思ったけどw
うん。そっちは気が向いたら答えてくださいwww
さてさてとりあえず今日のSSでございます。
何にもないけどね(ぁ
「ふぅ……」
僕こと森近霖之助は今日何度目かわからないため息をついた。
雨の降りしきる外の影響か店の中はどことなく湿っぽく、少しだるけを感じさせるには十分だった。
「こんな日は読書に限るんだけどね……タイミング良く切れてるしな」
そう、こんな時に限って本が切れていた。
本当なら今日、無映塚に拾いに行くか、魔理沙からなんとか取り返そうと思っていたんだが。
だがそれもこの雨で中止……というわけだ。
「商品の整理をするかな……最近また物が増えてきたし」
僕は読書というものがなくなると、急にやることがなくなる。
道具を作るというやることもあるが、今は特にそういう案もないのだ。
仕方なく、僕は大量の物が入った棚へと向かった。
「……こんなものがあったのか。気付かなかった……。これじゃ魔理沙のことは言えないな」
随分と前のことだ。
霊夢がツケの代わりにしようとして妖怪から奪って来た本……どうやら読む前に棚に入れてしまっていたみたいだな。
集めるだけ集めて、読んでなかったなんて……魔理沙みたいなことをしてしまっていたな。
「良し今日はこれを読むとするか」
調度良いタイミングで発見出来た。
棚の整理は……まぁまた今度で良いだろう。
そう思った僕は、とりあえずお茶を淹れに行った。
「……ん?」
ちょっと集中して読み過ぎていたか。
外の雨は激しさを増しているし、相変わらず来客もない。
だから問題ないと思ってたんだが……誰かが物凄い扉を叩いているな。
もう壊す気だとしか思えないほど。
「なんだ一体……」
こんな雨の中ここを訪れる人物は……魔理沙ぐらいしかいないんだが。
って扉が!?
叩かれてることに耐え切れなかった扉はやっぱり大破した。
そこから出てきたのはあまり見覚えのない顔だった。
そして僕の顔を見るなりいきなり口を開いた。
「私の本を返しなさい!」
……何のことだろうか?
「……こんな雨の中いらっしゃいませ」
とりあえず僕は接客用の態度に切り替えた。
だが相手は気に食わなかったのか、怒りで顔を真っ赤にしていた。
「良いから私の本を返してよ!」
また何だか良くわからないことを……ん?待てよ。
この子の顔どこかで見た覚えがあるな。
「もしかして……きみの本とはこれかい?」
「それよっ!」
やっぱりか。
この子はあの時も扉を壊してくれた、霊夢が本を奪った相手の妖怪だな。
しかし困った……今日は魔理沙や霊夢がいないんだが……。
「それを私に……はくしょん!」
「って良くみたらびしょ濡れじゃないか。そのまま入って来ないでくれよ?商品が濡れる」
「う、うるさいわね!良いからその本を返しなさいよ!」
「そんなにびしょ濡れの手で触ったら本がダメになるし、それにこの本はもう僕のものだ」
僕の言い分が理解は出来るが、納得はいかないらしく、妖怪はうーうー唸っていた。
さてどうするか……特に襲ってくるつもりはないみたいだが、それは今だけかもしれない。
僕は弾幕は出来ないし、彼女は少なくとも僕より強いだろう。
とりあえず説得するしかないか。
「これは商品でね。欲しいならそれ相応の対価が必要になるよ」
「対価……?」
どうやら彼女は本を読みたいのに対価の意味もわからないみたいだな。
ふぅ……仕方ない。
「何か相応のモノと交換するってことさ。これと同じような本とか」
「それ以外の本を持ってくれば、手に入るのね?」
「あぁそういうことだ。理解が早くて助かるよ」
「……わかった。またこの前の黒白に吹っ飛ばされたくないもん」
前回のことを覚えていたのか……。
まぁとにかく納得してくれたみたいだな。
とりあえずだが良かった。
「また来るからね!」
「あ……まだ雨が」
僕の制止の言葉も聞かずに、この雨の中また妖怪は外に飛んで行ってしまった。
……あ、扉の修理代を請求するの忘れていたな。
まぁ良いか……被害は扉だけで済んだんだ。
そう思った僕は、扉だけ直してまた雨の中の読書に戻っていった……。
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