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はぁ……

地味にスランプ気味でございます~書置きしか載せる気にならん。

というか新作書けない現状がかなり困ったw

他の人の文章見る、他のことをする……むぅ無意味だった……。

まぁどうせ自分なんかは書けなくても、困るのは自分だけ何ですけどw

期待はされてないのも楽なんだぜ。

というわけで今回は書き置きの中ではまとも(?)なのだぜw















「んにゅ……」

「……いきなり人の家に来たと思ったら妙に元気ないのね悪乱」

「だって……むぅ」

何か煮え切らない様子で言葉を濁す悪乱。
冬もそろそろ明けてレティの出番は終わりかと言う頃に元気なさ気にやって来た悪乱に霊夢は呆れたように対応していた。
だが内心実は結構心配してるのは秘密である。

「…………」

そして一方博霊神社の上空辺りに本来この季節に見ることはほとんどないものがいた。
春を伝える妖精の片割れのリリーブラックである。
彼女は本来春を伝える妖精である以上、冬には姿を見せない。
だが彼女はもう幻想郷の空にいた。

「…………」

そしてブラックの顔は無表情だが、目や首は誰かを探すように動いていた。
そしてその目は神社の境内に座る人物を捕らえた。

「っ!」

こっそりと木に隠れて様子を伺うブラック。
その目には元気がなさそうに座る悪乱がいた。
そうブラックは、悪乱に会いたくて早く来たのだ。
その髪に悪乱からのプレゼントである黒い百合の髪留めを付けた状態で……。

「……それでブラックに会いたいの」

「!?」

自分の名前が聞こえたことでブラックの顔は一気に朱に染まった。
心臓も軽くドキドキしている。

「……まぁ悪乱がどれだけその妖精に会いたいかはわかったわ」

(私に……会いたい?)

話し相手は霊夢のようだが、ブラックには関係なかった。
悪乱が自分に会いたがっている……その気持ちばかりがブラックの頭にあり、そのドキドキも強めていた。

「それで……なんで悪乱はその妖精に会いたいの?」

霊夢のこの質問にブラックも息を呑んだ。
悪乱が自分に会いたい理由を聞きたい……それだけだ。
だが悪乱の答えはブラックの心の音を止めた。

「だって寒いの嫌いなんだもーん」

(え……?)

その一言でドキドキも顔の熱さも一気に冷めた。
そうこの冬の寒さにやられてしまったのかように一気に冷えていったのだ。

「っ!」

そしてブラックは顔を下げたままそこから飛び立った。
その場にもう……いられなくなったのだ。
どこか……どこかに逃げたい。
そう考えてしまったのだ。












「……っぅ……ぅぅ」

そしてブラックはこっそりと魔法の森の中で泣いていた。
太陽の畑の方では悪乱が来るかもしれない。
だから普段はいかない魔法の森の方にいた。
苦しい、始めて味わったような凄く苦しい気持ちだった。
後から後から涙が溢れてきて止まらなかった。

「悪乱は……私何かどうでも……良い」

「……そんなことないよ」

「っ!?」

誰に言ったわけでもない自分の言葉。
それに答える声に向けて急に振り返るブラック。
そしてそこにはちょっとだけ真面目な顔をしている悪乱がいた。

「わ、私に会いたいのは寒いのが嫌だからなんでしょ!」

「違う!」

「!」

珍しい悪乱の真剣で強い口調にブラックは驚いたように言葉を止めた。
そして悪乱は頭を下げて話し出す。

「ごめんなさい……ブラックいるのわかってたけど少しからかってみたくて……」

そう悪乱はブラックがそこに来ているのがわかっていたのだ。
そして少しからかってみようと思ったのだが……やり過ぎてしまったのだ。

「だ、だって……」

「霊夢にも怒られちゃった……ごめんね泣かしちゃって」

顔を上げてえへへと困ったように笑う悪乱。
その顔はいつもブラックに向けてくれる顔とは少し違うが……凄く優しい表情だった。

「…………」

「許して……くれる?嫌いになった……?」

そして急に泣きそうないつもの表情になる悪乱。
そんな表情は先ほどまであったどこか大人びた雰囲気とはあまりにギャップがあって、

「ふふっ……」

思わずブラックは笑ってしまっていた。
年が明けてから始めての笑顔。
悪乱に会ってからも数回目の笑顔。
普段笑わない彼女が笑うとその顔は……とても可愛かった。

「ブラック……?許してくれるの?」

「…………」

その言葉にブラックはいつものように無言で返し、笑顔を止めると悪乱の手を握った。
そして飛ぼうとする。

「あ……えへへ~ブラック大好き♪」

その意思を悟った悪乱は嬉しそうに笑うと、ブラックの隣を一緒に飛んでいった。
そう……二人とても仲良く……。
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