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今日は三連続行くぜ!

今日はお年玉として正月SSさ!

実質上繋がってる?に近いSSを三つ乗せるのさ!

ではまず第一弾!











今日も異変が起こらず平和な幻想郷。
多少の弾幕勝負の音が聞こえるだけで幻想郷そのものは平和そのものであった。
無論ここ香霖堂も平和なことには変わりない。
……いや相変わらず客らしい客も来ず、ただ店主である僕こと、森近霖之助の本を捲る音のみが響いている。
まぁ良い僕は久しぶりに手に入れた新しい本を読むことのみに集中しているのだ。

「…………」

世の中が平和なのが決して僕の平和に繋がらないのが悲しい所ではあるが、僕は気にしてない。
この前悪乱がクリスマスプレゼントにくれた本の束にあったものの中にバタフライ現象と言うものがあったのだ。
どこかで蝶が羽ばたくと、逆側で竜巻が起きるというものだ。
それと同じようにどこかで弾幕が起これば、何かしら僕の身に起こる可能性もある。
この理論を知ってから、僕は少しは自分に来る被害に対して前向きに検討出来るようになった。
そうつまり外から迫ってくる轟音もまたバタフライ現象で起こってることかもしれないのだ。

「香霖!邪魔するぜっ!」

そう香霖堂の扉を吹っ飛ばして魔理沙が現れるのも仕方ないこと……ではない。

「魔理沙。頼むから扉は壊さず開けて入ってきてくれ」

「ん?あぁ悪い悪い」

悪いと言っているが、魔理沙の顔は全く反省の色がない。
まぁいい加減いつものことかもしれないが……。

「とりあえず用事がないようなら僕は読書に戻らせてもらうよ」

「客が来ての態度じゃないぜ?」

「僕はきみを客だと思ったことはないよ」

失礼な奴だぜと言いながら魔理沙はもう定位置となったツボの上に座った。
だからアレは売り物だって言っているだろうに……まぁ片付けない僕も悪いかもしれないが。

「なぁなぁ香霖?」

「……なんだい?」

魔理沙が話しを振ってきた所で僕はもう読書を諦めるしかなかった。
経験上こういったように扉を吹っ飛ばして魔理沙が来る時は、真面目な用か厄介な用かどちらかだ。
その時点でもう読書をしている暇はない。

「悪乱と喧嘩した」

「……は?」

「だから悪乱と喧嘩したんだ」

一瞬何を言ってるのかと思ったが……もう一度言った所を見るとどうやら聞き間違いではないらしい。
それで……悪乱と喧嘩しただって?

「……何がどうしたらそうなるんだい?」

「……ちょっとパチュリーの所で色々あって」

魔理沙は顔を背けて色々と言ったがまぁ大体予想はつく。
どうせまた紅魔館のあの……パチュリーとか言う人のことだろう?
ただいつもなら喧嘩まではいかないはずだけど……。

「何がどうしたらそうなるのか聞きたいね」

こう聞いてはみたが、魔理沙は来た時とは違いすんなり言葉をかけて来なかった。

「……まぁ僕は聞くだけだからね。好きに話してくれ」

これ以上僕が言うことはまだない。
魔理沙が言ってきたら……その時言うだけだ。

「……まぁ今回は少しは私が悪かったかもな」

「……そうかい」

「ちょっと行ってくるぜ!」

ただ僕に少し話したかっただけなのか、魔理沙はその言葉を最後にそのまままた飛んでいった。
まぁ魔理沙自身少し落ち着きたかっただけなのかもな。
……魔理沙もそう子供じゃない。
少なくとも精神年齢は悪乱よりは高い……はずだ。
次に来る時には仲良くなってることを祈っていよう。


















「よう香霖!」

「いらっしゃ……なんだ魔理沙か」

どうやら今日は扉を普通に開けて入ってきてくれたみたいだな。
直したばかりで壊されたくはないしね。

「なんだとは失礼な奴だな。今日は客を連れて来てやったのに」

「……客?」

魔理沙から出るのには聞き慣れない言葉が聞こえて僕は本から顔を上げた。
そんな魔理沙の顔は昨日とは全く違う満面の笑みだった。

「悪乱が客だぜ」

「こ~りんやっほ~」

何故か呼び方の変わっている魔理沙と同じように笑顔の悪乱がそこにいた。

「きみもその呼び方なのか?」

「うんっ!こっちの方が呼びやすい~」

たしか前は魔理沙と同じ呼び方なんてヤダッとか言っていたような気がしたが……あぁそういうことか。
僕の納得した顔に気付いたのか、魔理沙は少しだけ頬を赤くして顔を背けた。

「魔理沙と友達記念の品をくださいな~」

「……まぁ良いだろう。きちんと払ってくれよ?」

「もちろん!」

相変わらず嫉妬深いのは直ってなさそうな悪乱と、その嫉妬の原因のパチュリーと仲が良い魔理沙との友達関係がいつまで続くかは知らないが……まぁ続くと良いだろう。
これだけ悪乱が嬉しそうなのだから。



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