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何かタイミングがw

リクの品を仕上げたら見事に他のサイトでも同じネタがwww

今日載せるの微妙に悩んだけど仕方ない。

とりあえず拍手返信もないしリク品載せましょう。

今日の更新はパチェ霖。
一応書いたけど割と何がしたかったのか分からない話しかもしれないw

まぁとりあえずどぞ。













『動き出した図書館』


「いらっしゃ……おや、随分と珍しいね」

お客自体が来ることの少ない香霖堂。
その香霖堂に来るものの中でも本当に珍客が香霖堂を訪れていた。
紅魔館の図書館の主、パチュリー・ノーレッジである。
そもそも自分の図書館から出てこない彼女が外に出てくること自体珍しい。
実際香霖堂にも二三回くらいしか来たことはない。

「……たまには私も出かけるのよ」

霖之助の言葉に気にした様子もなくパチュリーは商品の置いてある棚を見ている。
何用で来たのかは分からないが、霖之助はとりあえず本を読むことに戻った。
珍客と言えど、霖之助の対応はほとんど変わらないのだ。
それが大量の注文をしてくれる咲夜などなら多少は変わるのだろうが。

「…………」

「…………」

商品の棚を無言で見ているパチュリーに、無言で本を読む霖之助。
店内は物凄く静かで、物音一つしなかった。
ただし嫌な静かさではない。
どこか自然な静かさであった。

「ちょっと……そこ座っても良いかしら?」

「ご自由に」

置いてあった椅子に座り店にあった本を読み始めるパチュリー。
これが魔理沙とかであったら文句を言っているのだが、霖之助はそれを軽く認めた。
実は霖之助は紅魔館に商品を届ける際、良く図書館に寄っていた。
そこで良く本を読ませて貰ってる以上霖之助がここで文句を言う理由がなかった。
それにパチュリーはどっかの誰かと違い本を盗む人物とも霖之助は思えなかった。

「…………」

「…………」

また二人とも黙り込む。
ただ本のページを捲る小さな音だけが店内に響いていた。
どれほど時間がたったかは良く分からないが、パチュリーがやっと椅子から立ち上がった。

「これ……頂けるかしら?」

「それならもう読み終わっているからそのまま渡してしまっても構わないんだが……」

「これは一応等価交換よ。代金は払うわ」

正直言うところ今のパチュリーの言葉に霖之助は若干の感動を覚えていた。
渡すと言わなくても勝手に持っていく輩の多いこの香霖堂において、渡すと言っているのに代金を払うというのだ。
それが普通であるにも関わらずの感動。
どうやら霖之助の神経もまた普通から離れていってしまっているようだった。

「……あ、でも今持ってきてなかったんだわ」

「なら咲夜に今度持ってきて貰えば良い。それまでは貸し出しという形で」

「……そうね。そうさせて貰うわ」

普段の霖之助からは想像も出来ないような譲歩。
この優しさが多少なりともどこかの半霊の少女に対してあれば彼女も苦労しなかったであろう。

「それと……」

とそこで今まではそれなりに流暢に話していたパチュリーが迷うように言葉に詰まった。
その様子に気付いてないのか、霖之助は不思議そうな表情のままパチュリーを見ている。

「最近は……来ないのね。紅魔館……」

絞るような声でやっと言うパチュリー。
だがその言い方はあまりにも不自然で棒読みに近かった。
まるで前もってこの台詞を考えていたかのようだ。

「あぁ最近は商品を届けるようなことはなかったからね。それ以外であそこまで行く用事もないし……」

「そっそうよね……邪魔したわ」

霖之助が行かない理由を説明している内に不自然な様子のままパチュリーは香霖堂を出て行ってしまった。
見送る暇さえない、彼女にしては素早い動きであった。

「……毎度あり。またのお越しを」

とりあえず言うべきことは言っておこう。
そう思った霖之助は誰もいない店内で一人退店時の挨拶をしていた。
















「パチュリー様が戻って来たみたいですよ」

「えぇ全く……こうやってお膳立てしてあげないとパチェは動かないんだから」

「動かない図書館ですからね」

「会いたいなら自分で動くものなのよ。またしばらくしたら店への注文を止めるわよ」

「分かりましたお嬢様」

(パチェ……友人としては応援してるんだからね)
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