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さて予告通り

こんな時間ですが明日は忙しいんで今のうちに更新しとこうかと思いますw

そして……なんと拍手が来てましたw
割とびっくりしましたがとりあえず拍手返信です。

2:18 子ーりんネタを自重するなんていけません!早急に子ーりんSSを書く作業に戻る事が貴方に出来る善行です!と、えーき様もおっしゃってますのでお願いします。

えーき様ですと!うちの出現率0のくせに!(ぁ
子ーりんネタはカオス+誰てめぇの未来しか見えないんですがwww
いやねネタはあるんですよ?ネタはw
……まぁ考えといてみますわw

それでは執事○○でございます。
何かノリと気分だけで書いたからおかしい部分や、誤字がありそうですがキニシナイ。










『紅き新しき吸血鬼』


人間は勿論、妖怪も眠りにつくほど深い深い闇夜。
ただ今夜の闇夜はいつもと違っていた。
夜が紅いのだ。
紅い紅い月。
月の民と言えども触れることの叶わない吸血鬼のための紅い月である。
その紅い月はどこか嬉しがっているようにその紅さを神々しいものへと変えていた。
新たな同属誕生の歓喜。
そう紅い月は新たな同属の誕生を祝っているのだ。

「これほどに輝いてる月を見たのは始めてですね……」

新たな同属○○。
今日この日に彼は本当の意味で主、レミリア・スカーレットと同じ吸血鬼となった。
血の覚醒。
今まで吸血鬼としては半人前であった○○の体が十分に馴染んだのだ。
本来ならばもっと時間がかかるはずであったのだが、○○の持つ能力「全てに順応する程度の能力」のおかげでこれほど早く馴染んでいた。

「……しかし困りましたね。まさかこんなになるなんて」

○○の言う困ったこと。
それは背中から生えた吸血鬼の証の一つである蝙蝠のような翼であった。
その大きさは体の大きさのせいかレミリアの翼の大きさを上回り、執事服を着ていては苦しかった。
おかげで○○は今、紅魔館の屋根の上で上半身裸で過ごしていた。

「でも……また一歩近づいた」

○○にも分かっていた。
この翼は己の主レミリア、つまり吸血鬼に更に近づいた証なのだ。
いやもう紅い月に祝福されるほど、○○は吸血鬼になっていた。
紅い瞳に背中の翼。
口にあるのは鋭い八重歯。
どれを持っても○○が元は普通の人間であったことが信じられないほどだった。

「執事服も新しくして貰わないといけませんね。よっと」

屋根から自室の窓に滑り込む。
まるで忍び込むようなやり方だが、○○は逆に屋根へ自室の窓から行っているのだ。
ただルートを逆走しただけである。

「あ~でもこの格好で会いに行って……まぁ大丈夫ですかね」

上半身裸という怪しい格好ながら○○は自室を出て行った。
昼間は仕事で忙しく慌しい紅魔館もこの時間になると沈みかえり、何の物音もしなかった。
この静かさが○○はあまり好きではない。
静かさと言っても色々と種類があり、この静かさはあまり好きではない静かさなのだ。
どこか昼間のことが夢のことのように思えてしまうこの静かさが。

「あっ!あれ……?○○……?」

そんな静かな廊下に響き渡るような幼い声。
その声に○○が振り返るとそこには普通ここでは会うはずのない人物がいた。
レミリアの妹、フランドールことフランがいたのだ。
○○の後ろ姿を見て不思議そうな顔をしている。

「はい僕ですよフランお嬢様。このような翼が生えているので分かり辛いですか?」

「やっぱり○○だ!それすご~い」

いつものような微笑みを浮かべて○○はフランに話しかける。
フランは○○の仕種よりも背中に生えている翼の方が気になるらしく、○○の翼に手を伸ばしていた。

「凄いかどうかは分かりませんが……これでフランお嬢様やレミリア様に近づけましたよ」

「別にお姉様に近づかなくても……私だけで」

どこか微笑みにも嬉しさが滲み出ている○○と違い、どこかフランは複雑そうであった。
嬉しそうではあるが、多分レミリアの名前が出たのが嫌なのだろう。

「それでは僕はこれで。フランお嬢様も夜のお散歩は構いませんが、程々にしてお部屋にお戻りくださいね」

「あっ!ちょっと○○!」

一応言っておきながら○○はフランを置いて歩いていった。
フランが外を出歩いているのは本来まずいことなのだが、○○は気にしていない。
フランはレミリアの妹だから大丈夫。
その厚い信頼を○○はフランに持っているのだ。

「もう……仕方ないなぁ」

その信頼を理解しているのかいないのか。
少しだけ嬉しそうにしながらフランは部屋に戻っていった。
こうやって何度もフランが部屋を出入りしていること知っているのは極僅かである。










「咲夜さんを探さなきゃな……」

○○は主人であるレミリアの物であったが、その身の回りや服の管理は咲夜が任せられていた。
故に新しい執事服等を用意するならば彼女に相談する必要があった。
それが分かっている○○の足は自然と咲夜の部屋に向けられる。

「咲夜さんもう部屋にいる時間だと思うけど……」

現時刻はもうだいぶ遅い。
いやレミリアが寝る時刻になって来ているのだから、むしろ朝が近いと言った方が良いだろう。
明日出かける予定があるらしく今日はレミリアは早く眠りに入った。
ならば咲夜もまた仕事を終え、部屋に戻っているはずだった。

「……誰?」

「僕です○○です。ちょっと失礼しても宜しいですか?」

○○のノックからしばらくして中から咲夜の声が聞こえた。
○○が名乗ると少ししてから咲夜の部屋のドアが半開きになった。
咲夜の服装はまだ戻ってきたばかりだったのか、メイド服のままであった。

「ちょっと相談したいことがありまして……良いですかね?」

「別に構わないけど……まぁ入って」

「失礼します」

相談という言葉に少し眉を顰めた咲夜だったが、一応ドアを完全に開き入室を許可した。
○○も軽く言葉をかけ入室する。
入室すれば必然的に○○の全身が目に入り、やっと咲夜は○○の背中の翼に気付いた。
その顔は割と珍しい驚きの表情であった。

「○○、貴方それ……」

「えぇまぁ吸血鬼が進んだみたいですね。おかげで執事服が困ったことになってますが」

「えっ?あっ……だ、だから裸なのね」

どうやら翼のせいで咲夜には○○が上半身裸であったことに気付いていなかったらしく、少しだけ頬を赤らめて目線を外した。
その行動に少しだけだが○○が疑問そうな顔をする。

「どうしたんですか咲夜さん?顔が赤いですよ?」

「……気のせいよ。それで?相談って執事服のことかしら?」

「えぇそうです。咲夜さんに相談しなきゃいけませんしね」

○○の言葉にちょっと言葉に詰まりながらも反論する咲夜。
しかも話しをすりかえている。
それに気付いているのかいないのか、○○はそのすりかえられた方の話しに乗った。

「ちょっと考えといてみるわ。お嬢様にも許可を貰わないといけないし。場合によっては明日里か香霖堂の方に行って来るけど……」

誤魔化すためとはいえ真剣な話しなのが分かっているのか、咲夜は真面目にこれからのことを考えていた。
この辺が彼女が優秀な所なのだろう。
どんな状況でもすぐにメイド長としての自分に戻れる。
それはとても凄いことである。

「分かりました。その間はすみませんがお暇を頂きますね。このままレミリア様にお会いするわけにはいけませんから」

「……まぁそうね。お嬢様には私から言っておくわ」

○○の言葉に咲夜はこっそりとまた○○の体を見たが、またすぐに視線を外した。
やはり直視は出来ないらしい。

「では今夜はこれで……お休みなさい咲夜さん」

「えぇ……お休み○○」

小さく笑ってお互い別れを告げる。
そのままの表情のまま○○は咲夜の部屋を出て行った。
そして誰にも見つからないよう部屋へと戻っていった。














「……これは」

翌朝。
あのまま結局寝ずに部屋にいた○○は驚くべき光景を目にしていた。
日が昇り始め夜が終わると○○の背中の翼が消えていったのだ。

「そうか……昨日は紅い月の夜だったし……吸血鬼の能力が高まっただけなのかも」

仮説にしか過ぎないことだが考えられないことではなかった。
まだ○○が未熟な吸血鬼であるから起こったことなのかもしれないが。

「っとそんなことより咲夜さんに報告にいかなきゃ」

原因はともかく新しい執事服の受注がいらなくなったのは確かであった。
そのため○○は執事服を着なおし、すぐに部屋を出て行った。
○○が本当の吸血鬼になれる日はそれほど遠くはないだろうが……まだ時間が必要であることが分かった出来事であった。









おまけ

「○○の吸血鬼姿……ね」

「あらパチェ?顔に見たかったって書いてあるわよ?」

「……レミィもね」
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