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本日も試し

新作書けよと自分に突っ込みたいロキでございます。

思いっきりあちこちで書くの止まってるSS沢山ありますからねw

というわけで今回はちょっとした新作。
まぁぶっちゃけ書き溜めていたものですが。

久しぶりにSS載せるし、まぁないよりはマシかとw

ただし前の魔界と一緒で、○○の上に試しなんで消すかも。

まぁ見てやってください。

拍手返信?
そんなもんない!(ぁ












『ウサミミで何が悪い』

「うぐうぐ……いつも思うけどアンタって変わりもんだよなぁ」

「あらそうかしら?」

「そりゃな……俺みたいな野良ウサギにわざわざ飯くれるとことかさ」

そう言うとこの目の前の変わり者はいつも意味深な笑みを浮かべる。
俺の名前は○○……まぁ妖怪って奴だ。
何の妖怪かは……すぐわかんないだろうな。
つうか俺はいつも変態に見られる。
頭にウサギの耳があって何が悪いてめぇらこの野郎。
そう俺は妖怪兎なのさ。
しかもこの竹林に住むただの野良兎。
ある日を境に人間みたいな見た目になったけど……最初は最悪。
他の妖怪どもも俺の顔見ては笑うし……ウサギ耳は似合わなくて悪かったなちくしょう。
だがな、妖怪兎にだって雄がいて何が悪い。
でまぁ妖怪連中からも爪弾き状態の俺にわざわざ人参をくれる変人がこの輝夜。
俺の住む竹林にある永遠亭とかいう場所に住む主なんだけど……どういうわけか、俺に人参をわざわざくれる。
まぁ……俺も毎日貰いに行ってるから変じゃないと言えば、変じゃないけどな。

「別に良いわよ。イナバ達のご飯なんだし」

「人の飯に……あぁいや良いや」

輝夜は感性も微妙におかしい。
正直呆れるようなことを素で言うが……突っ込むのも疲れたし、放置してある。
俺はただこいつに人参食わしてもらえばそれで良いんだから。
しかし人参を丸ごと齧ってる俺って……多分凄い変な光景なんだろうな。
イナバとか言ってる他の妖怪兎もここ永遠亭にはいるが……あんまりあったことない。
そもそも俺が今輝夜の部屋にいるのだって不法侵入だしな。
バレたらまたあの従者が追ってくるに違いない。

「さて俺はそろそろ行くわ。あの人に弓撃たれたくないし」

「えーりん?まぁ撃たれるわよねぇ」

着物の裾で口元を隠しながら輝夜は面白そうに笑ってる。
あ~この表情はまずそうだな。
もう遅いってか?

「輝夜!またあの野良が……」

「…………」

お~見事に出くわしちゃったよ。
まぁ何よりここは……。

「逃げるが勝ち!!」

「あっ!?」

良し、何とか部屋からは脱出したぞ。
今の間に距離を離して……うわわ!もう矢が飛んできた!

「ひいいいいっっ!!」

叫びながら俺は逃げる。
追いつかれてもダメだし、撃たれてもダメ。
とにかく走るしかないんだよクソッ!

「はぁ……疲れた。やっと薬売れた……え?」

「どけどけどけどけ!!」

いきなり変な服装のウサギが目の前に!?
ってたしか鈴仙とか言う奴だっけ。
つうかそんなこと言ってる場合じゃない!
このままじゃぶつかるっての!

「うどんげ!捕まえなさい!!」

「え、ええ!?」

「悪い!」

鈴仙は多分悪くないと思うけど捕まるわけにはいかないし、後ろから従者、永琳が来てるんだから迷ってる暇はない。
悪い鈴仙、きみは犠牲になってくれ。

「わわ!?」

鈴仙の体に飛びついた俺はグルッと体勢を入れ替えた。
結果的に抱きしめることになったけど……うん、俺には悪いとしか言えない。
抱きしめた時、体が思ったより柔らかかったとか思ってないぞ、思ってない。

「悪いな本当に!」

「なななな何するんですか!?って師匠ぅぅぅ!?」

俺の後ろで焦るような鈴仙の声と同時に叫び声のようなものが聞こえた。
多分永琳の弾幕食らったんだろうなぁ。
でもそんなの確認してる間もなく俺は逃げた。
……まぁいつか外で会ったら謝っておこう。













そうやって命からがら逃げたとか言いたいんだが……永琳はそう簡単には逃がしてくれない。
問答無用で竹林まで追ってくるんだけど……永遠亭さえ出ればこっちのもんだ。

「くっ!この……」

「いい加減諦めてくれよ!!」

あちこちに張り巡らしてる俺のお手製の罠にかかりながらも永琳は追ってくる。
彼女は頭が良いけど、案外簡単な罠にはかかりやすい。
それにこの竹林ではそこまで弾幕も強くならないし……俺に有利なのさ。
だから永琳には諦めて欲しいんだけど……この人強情なんだよなぁ。

「この程度の罠で私を止めようなんて……甘いきゃ!」

後ろから永琳の声が消えた。
多分新作の罠が炸裂したんだろう。
というか今の悲鳴……少し可愛かったな。

「こ、これは……」

「粘着質な樹液で作った罠だよ!それじゃあな!!」

適当に説明してやりながら俺は脱兎の如く逃げ出した。
あの罠なら少しは足止め出来る。
その間に俺は見えなくなるまで大逃走ってことさ。
















「はぁ~怖かった」

何とか永琳から逃げ切った俺は、竹林の一角に作った自分の家にいた。
ここはとりあえず永琳にはバレてないし、野宿より一応こんなのでも家があった方が良い。

「今日も大変だったね~私は面白かったけど」

「うっさい……面白がるな」

俺の家にいた先客というか不法侵入者。
それがこいつてゐだった。
こいつは永遠亭に住んでる兎のくせに割と俺に関わってきて……友達みたいな関係になってる。
まぁこいつは悪い奴じゃないし……というか俺を敵視してるの永琳だけだからな。
あそこの兎達は普通に俺のことスルーしてくし。

「全く。人参欲しいだけなら私があげるって言ってるのに」

「お前の人参なんか何が入ってるかわかんねぇっての」

「酷いなー。私の罠くらい○○は簡単に見破っちゃうじゃん」

「俺は用心深いんだよ」

全くこいつは……こんなバカ話し出来る良い奴だけどよ。
油断も隙もあったもんじゃないんだよな、この悪戯兎。
俺の罠技術に匹敵するこいつの罠もそうだし……悪戯が可愛げないんだよなぁこいつ。
そりゃそれがこいつなりの友好関係の結び方なのはわかるんだが……危ないよな、マジで。

「しかし相変わらずだね、永琳との鬼ごっこ」

「鬼ごっこなんてもんじゃねぇ……新作が上手く当たらなかったら、今日こそ殺されるかと思ったぞ?」

「殺されるは大げさだよ。だって殺す気なんか全くないんだから」

「あの矢の雨がか?信じがたいな」

普通なら嘘と言い切ってしまうんだが多少は考えさせられた。
というかそもそも永琳ほどの実力があるなら俺はとっくに殺されてるはずなのだ。
それなら……てゐの言うことも嘘とは言い切れない。

「でも今日は悪かったな……鈴仙に悪いことしちまった」

「鈴仙ちゃんに?」

「んーまぁ弾幕の身代わりに」

「あー気にする必要ないない」

一応上司だろ鈴仙は。
そうツッコミたいけどまぁ答えは予想付いてるし、言う必要ないか。

「さて私はそろそろ帰ろうかな。様子見に来ただけだし」

「そうか。まっここに来てるのバレたらやばいからな。主に俺が」

どうせてゐ自身は適当に被害を避ける。
どう考えても被害がくるのは、俺か最悪鈴仙だろうな。

「じゃまた来るよ!またね○○!」

てゐが去ってくと急に俺の周りは静かになる。
先ほどまで命がけで逃げ回ってたり、輝夜の所で人参を食っていたのが、夢だったかのように。
まぁ当たり前だ。
俺はあんまり他人とは関わらないし……他に知り合いと言えば里の慧音さんくらいか。
あの人には色々とお世話になってるからな……主に食料面で。

「まぁ今日はもう疲れたし……軽く寝るかな」

そう思い俺は床に横になった。
俺は割りと寝るのは好きだし、疲れてたからかすぐに寝付くことが出来た。
明日……また永遠亭に行くかな。
あそこに行くと大変だし、騒がしいけど……退屈はしないからな。


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